2010年10月18日月曜日

一期一会

今日(10/16)、またその町へ行っちゃった。
その町で、いい思い出ができたから、
なんとなくその町が好きになっちゃったな。
町の人たちも良いし。
週末の渋滞は例外だけれど。

なんと、その町に入った瞬間に頭に浮かんできた。
あの時の思い出が。
気づいたら、自分の姿もあの時のとそっくりだった。
靴も、ジーンズも、シャツも、かばんも。
相当あの時と同じだった。
違うのはたったかばんの中身だけだった。
わざとその格好を準備したわけではなく、偶然だった。
自分でもびっくりしたくらい偶然だったのだ。

あの時のこと、全部はっきりと浮かんできた。
あの時の出来事やら、風景やら、人たちやら、はっきりと。
自分で微笑んでしまった。
思い出が浮かんでくると共に、
あの時は何で僕がここに来たのかという考えも何とか出てきた。
僕自身でもわからない。何でだろうって。
その町に来て良かったと思った今までの僕は、
本当に良かったのかと思うようになった。
その答えを見つけるために、この文章を書くことにした。
でも、それを別に、いい思い出もできたから、
とにかくあの時にその町で楽しく過ごすことができてよかった。
僕の記憶があまりいいものではないから、
いつかこの思い出が薄らいでいくと仕方ない。
この文章を書くその一つの理由でもある。

あの時のことを書こうと思い始めたのは、
その町から帰って来て2週間が経った頃からだったけれど。
一行だって書き始めることができなかった。
タイトルは一応決まったけれど、文章の本体はどう書けばいいかわからなくて、
どこから書けばいいさえわからなかった。
タイトルが決まり、空っぽの文章がそのまま下書きに保存された。
その最初の一行さえ書ければすらすらと次の一行も出てくると思ったのに。

この行まで読めば、ノルウェイの森の第一章とほぼ同じようなことを書いたのではと気づいた。
ワタナベ君が語り始めた飛行機の着陸した時と。
それはノルウェイの森に憧れているせいかもしれない。
ノルウェイの森もこの思い出の一部になったから。
この文章を読んでくれている人も、ノルウェイの森を読んだことのあるならば、
きっと気づいたと思う。
でも、この文章を読んでくれる人は、あまりいないと思うけれど。(笑)

つづく・・・

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